中小企業診断士が語る!知れば得するノウハウ集

松本 年史

皆さま、こんにちは。一般社団法人城西コンサルタントグループ(JCG)の松本です。

今回(第14回)は、集客力を高め売上を向上させる為の方法の1つとして、SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)を活用した情報発信についてご紹介をします。SNSの利用者数は益々増加しており、ビジネスにおいても無視することのできない存在となりました。ビジネスにおけるSNSの活用がまだの企業は、これを機会に是非、始めてみてはいかがでしょうか?

Vol.14 SNSを活用して、集客アップに繋げよう!

1.中小企業におけるWeb活用の現状

このコラムをご覧になられている方々が所属される殆どの企業においては、既に自社のWebサイトを開設されていることと思います。しかしながら、Webサイトにより十分な成果が得られていると感じている企業は、実は少ないのではないでしょうか?特に中小企業においては、「開設しているだけ」で成果が得られていないという企業が多いようです。以下は、2015年度の中小企業白書に掲載された「ホームページの有用性と新規受注獲得の頻度」についての調査結果ですが、この結果を見ますとホームページの「有用性を感じていない」割合が48.6%、ホームページ経由での新規受注の獲得頻度について「ほとんどない、全くない」の割合が70.6%となっています。

ホームページの有効性と新規受注獲得の頻度

ホームページの有効性と新規受注獲得の頻度

これには、企業側の取り組み方にも原因があるように思われます。以下は同じく2015年度の中小企業白書に掲載された「ホームページの開設目的」ですが、「広報(自己紹介)による信用力の向上」が40%以上を占めており、「販売促進」や「新規受注先の拡大」といった、積極的にWebサイトを活用して成果を得ようとしている割合が少ないように見受けられます。

ホームページの開設目的

ホームページの開設目的

総務省による「通信利用動向調査」によると、日本におけるインターネットの利用者数は1億人を超えており、人口普及率は82.8%に達しています。スマートフォンやタブレットが普及し、インターネットが生活に浸透した現在、消費者の行動として、先ずはインターネットで情報を検索するという行為が当たり前のようになっています。こういった中で、ECサイトのようにWeb上で直接売上をあげるような事業内容ではなかったとしても、Webを積極的に活用して、自社の収益向上につなげることは必要不可欠のように考えられます。

2.Webマーケティングとは?

WebサイトやWeb技術を利用して集客を図り、売上向上を目指す取組をWebマーケティングと呼びます。Webサイトだけでなく、SNSやブログ、メールマガジン、Web広告などを活用して、様々な販促活動やプロモーション活動を展開し、最終的に事業収益の向上につなげます。

Webマーケティングのイメージ図

Webマーケティングのイメージ図

とりわけ、SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)の利用者が大きく伸びてきたことから、SNSを利用して情報発信を行い、集客や顧客との接点づくりを行うことは、販売促進として非常に有効な手段になってきています。SNSは個々人が網の目のようにつながっており、ある人が面白いと思った情報は人を介して拡散していく可能性があることから、発信した情報は多くの方々に見て貰えることが期待できます。

3.情報発信に活用されるSNS

現在、企業による情報発信に活用されることの多いSNSとして、Facebook、Twitter、Instagramの3つが挙げられます。それぞれ利用者層や特徴に違いがありますので、自社の顧客ターゲット層や情報発信する目的を踏まえて、使い分けることが重要となります。

facebook

世界最大のSNSであるfacebookは、国内ユーザー数が2,500万人(2016年3月時点)、ユーザー層として30~40代の男女の利用が多いと言われています。ビジネス用途向けに、個人用とは異なる“facebookページ”が用意されており、記事や写真の投稿に加えて、イベントへの招待やクーポンの発行などの機能を利用することが可能です。業種や会社の規模を問わず、多くの企業でfacebookページを利用した情報発信が行われています。

twitter

「ツイート」と呼ばれる140文字以内の短文の投稿を共有するtwitterは、国内ユーザー数が3,500万人(2016年2月時点)、男女ともに若い世代の利用者が多いと言われています。情報収集ツールとして利用されることが多く、他の人にも教えたい投稿を自分のタイムラインに簡単に転載できる“リツイート”機能があることから、不特定多数に情報が拡散する可能性があります。若者へのブランド認知向上や、情報伝達に適したSNSと言えます。

Instagram

スマートフォン向けの写真SNSであるInstagramは、国内ユーザー数は2015年8月時点では810万人でしたが、今年に入って利用者数が急激に増加しています。特に、10~20代の女性の利用率が高く、写真や動画がメインの非言語のコミュニケーションが中心になることから、アパレルブランドやコスメブランドなどを中心に、視覚に訴えることによるビジネス活用に適したSNSとなります。

4.SNSで情報発信する際の留意点

SNSは、前提として個人間のコミュニケーションを目的としたサービスであることから、企業がビジネス用途で利用する際には、発信する情報の内容に十分注意をする必要があります。自社の製品・サービスの宣伝ばかりしていては逆にイメージを損ねる可能性がある為、広告であることを意識させないよう、会社の話題や自社製品の利用法などのハウツー、タイムリーな話題といった、公開して共感を生みそうな投稿を発信するよう心がけることが重要となります。

5.展示会出展時におけるSNSの活用

SNSによる情報発信は、展示会への出展効果を高める為にも大変有益です。展示会への出展が決まった段階から事前告知を始め、開催日までの数週間に渡りプロモーションを行い、業界関係者の間での認知度を高めます。SNSの投稿にはWebサイトのURLを記載することが出来ますので、展示会の告知サイトのURLとともに出展内容などの紹介を行うことで、集客率を向上させます。

展示会当日には、ブースの様子や接客中の様子などを投稿します。発信された投稿を見た方がブースに訪問されると、その方自身もSNSでその情報を発信される可能性があります。そうなれば、その方の“友達”にも情報が拡散されることになる為、展示会の様子は更に多くの方々の目に触れることになるのです。

そして、展示会の後には、メールや電話でのフォローアップに加えて、SNSでのフォローアップも忘れずに行います。こういった取組みを、SNSを利用して行うことで、新規顧客開拓の重要な機会である展示会への出展効果をより高めることが可能になるのです。

 

いかがでしたでしょうか。皆様の事業におかれましても、SNSによる情報発信は大いに役立ちます。
無料で利用ができ、且つ集客効果は抜群のSNSを上手に活用し、効率良く集客しましょう!

 

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